見えない矯正、マウスピース矯正(マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)って何ですか?

テレビ番組などでときどき話題になるマウスピース矯正(※1)。これなら前からほとんど見えないし、針金を着けなくて良いし、良いかも・・・そう思った方はきっと多いと思います。

矯正用マウスピース

 

マウスピース矯正(マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)ってどんなもの?

 

簡単に説明しますと、患者様の歯型を取ります。その歯型から透明なマウスピースを作るのですが、ガタガタに並んでいる歯を、少しだけきれいに並べ直した状態で、マウスピースを作ります。・・・と言っても、きっとみなさまにはイメージが難しいと思います。学校のテストに例えてみましょう。

きれいな歯並びを100点満点だとして、あなたの歯並びが80点(ちょっとガタガタがある状態)だったとします。いきなり100点満点のきれいに並んだ状態のマウスピースをはめようとしても、全くはまらないことは想像できるかと思います。自分の歯にガタガタがありますから、痛くてとてもはまりません。

ところが、85点の歯並びで作ったマウスピースなら、ちょっと頑張ればはめることができるんです。その85点のマウスピースを1日中はめておくと、自分の歯が動いて、85点の歯並びになります。85点の歯並びになったら、今度は90点の歯並びのマウスピースをはめます。これを繰り返して、100点を目指していくのが、マウスピース矯正です。

 

適応症が限られています。

 

金属の装置や針金を使う矯正よりも、目に見えないマウスピース矯正(※1)の方が絶対に良いですよね。でも、実際に町で観察してみると、金属の装置を着けている人がたくさんいると思いませんか?それはなぜでしょうか。実は、マウスピース矯正(※1)は、誰にでも適応できる治療法ではないのです。

これもまたテストに例えて言いますと、80点の歯並びの方には使えますが、60点、40点と点数が下がるにつれて、すなわちガタガタの量が増えるにつれて、マウスピース矯正(※1)での歯並び改善は難しくなってしまうのです。

日本人は欧米人と比較してガタガタのきつい方が多いので、適応できないことが多くあります。

矯正治療をするにあたって、歯を抜く必要がある状態であれば、マウスピース矯正(※1)は難しいと考えていただいて良いでしょう。(ただし、マウスピース矯正(※1)の適応症に対する考え方は歯科医師によって異なります。)

 

患者様の希望に、できる限りお答えします。

 

これは個人的な意見ですが、より良いかみ合わせをめざすなら、マウスピース矯正(※1)よりも、針金を使った矯正の方が良いと感じています。

しかしながら、何よりも目立たないことを優先して治療を進めたい方には、マウスピース矯正(※1)はとても魅力的な治療法であると考えています。

マウスピース矯正(※1)が良い、悪いという議論ではなく、目の前におられる患者様にとって、最も適切な治療法がマウスピース矯正(※1)なのか、それとも、針金での矯正なのか。患者様の気持ちを大切にしながら、さまざまな角度から治療方針を検討していきたいと考えております。

矯正治療を受けてみたいとは思っているものの、悩みや不安を感じておられる方がいらっしゃいましたら、いつでもご相談ください。

※1.マウスピース矯正(マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)

 

Pocket

あわせて読みたい

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。