「やらなきゃよかった!」歯列矯正で後悔する前に知っておくべき6つのこと

歯列矯正で後悔する前に
きれいな歯並びになりたい!歯列矯正してみたい!…

でも、ネットで歯列矯正について調べると「歯列矯正やらなきゃよかった…」なんて、後悔する声もあって、なんだか不安になったりしませんか?

一般的な歯科治療とは違い、時間もお金もかけてする矯正治療。失敗して後悔なんてしたくないですよね。

歯列矯正で後悔をしないために、事前にデメリットとそれぞれの対策を知ったうえで、矯正治療を始めましょう!

今回は実際に矯正治療を受けたみなさんの「矯正治療をやらなきゃよかった!」という声をまとめてみました。

  1. 矯正治療で後悔したこと①「治療が長引いた!」
  2. 矯正治療で後悔したこと②「食べ物が噛みづらい!」
  3. 矯正治療で後悔したこと③「口元が変わってしまった!」
  4. 矯正治療で後悔したこと④「痛くて眠れない!」
  5. 矯正治療で後悔したこと⑤「口臭が気になる!」
  6. 矯正治療で後悔したこと⑥「矯正前の歯並びに戻ってしまった!」

 

1. 治療が長引くことがある

治療が長引くことがある

歯列矯正は約1~3年ほどかけて、少しずつ歯を移動させながら歯並びと咬み合わせを改善していく歯科治療です。

治療前に歯科医師が精密検査の結果を元に治療計画を立てますが、必ずしも計画期間内に終了するとは限りません。

歯の動き方には個人差があるため、当初の治療計画とは予想外の歯の動きをしたり、普段のお口や舌の癖、咬み方や生活習慣などが影響して、予定より矯正治療が長引く場合があります。

また、上記の理由以外にも矯正治療が長引く理由は主に4つ考えられます。

  • 矯正途中に虫歯や歯周病になった
  • 予定通りに歯科医院に通院しなかった
  • マウスピース矯正の装着時間を守らなかった
  • 保定期間に保定装置(リテーナー)を使用しなかった

 

矯正治療中に虫歯や歯周病になった

矯正治療の途中に虫歯になってしまった場合、虫歯のできた部位や大きさなどによっては矯正治療を一旦中断し、装置を外して虫歯を治療する可能性もあります。

また、同様に歯周病になってしまった場合にも、先に歯周病の治療を優先しなければなりません。虫歯や歯周病が治癒してから再開となるため、矯正治療が長引いてしまいます。

矯正治療中は毎日のケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスをすることで、虫歯や歯周病に罹らないように気をつけましょう。

 

予定通りに歯科医院に通院しなかった

矯正治療中は、おおよそ月に1度は歯科医院に通院する必要があります。

しかし、仕事や学校が忙しかったり、治療が億劫になって、受診を後回しにしてしまうことが度々あると、その分治療期間が伸びてしまうことが考えられます。

矯正治療前に歯科医師が説明する治療期間の予定は、あくまで順調に進んでいった場合の治療計画であるため、決められた予約通りに受診することをおすすめします。

 

マウスピース矯正で装着時間を守らなかった

ここ数年で幅広く認知されてきた透明で目立ちにくい矯正「マウスピース矯正」ですが、効果的に歯を動かすには1日22時間以上装着する必要があります。

マウスピース矯正は、目立ちにくいというメリットの他、自分で取り外せることが出来てとても便利ですが、その反面、簡単に取り外せるがゆえに装着時間が短くなってしまい、矯正期間が長引いてしまった…ということが多々見受けられます。

このようにマウスピース矯正は装着時間を守らないと矯正期間が長くなるので注意が必要です。

 

保定期間に保定装置(リテーナー)を使用しなかった

一般的に歯列矯正の期間は1~3年ほどと言われていますが、あくまでこれは歯を動かすための期間。

歯並びが整った後も後戻りなくキレイな歯並びを維持するためには、一定期間、保定装置(リテーナー)を装着して保定をする必要があります。

保定期間は歯を動かした期間と同じくらいの期間、保定しておく必要がありますが、歯科医師の指示通り保定装置を使用しないと元の歯並びに戻ってしまい、せっかく長い年月をかけてキレイにした歯並びも、後戻りしてしまうことで治療が長引く恐れもでてきます。

「キレイな歯並びになったし、少しくらい大丈夫でしょ…」は絶対にダメ!保定期間も大切な矯正治療のひとつです。

矯正の期間については『【歯科医が解説】歯列矯正は2年で終わる?期間短縮のポイントも解説』をご確認ください。

【歯科医が解説】歯列矯正は2年で終わる?期間短縮のポイントも解説

 

2. 噛みにくくなる可能性がある

噛みにくくなる可能性がある
歯列矯正をしていると、食事が噛みにくい、噛めない、といったことがあります。

矯正治療中は歯を移動させるため、一時的に上下の歯が咬み合わなくなるのです。これは一時的なものですので、矯正治療が終了する時にはしっかりと咬み合うので心配をする必要はありません。

また、マウスピース矯正の場合は、噛む面もマウスピースで覆っているので、治療途中は咬み合わせが甘くなることがあります。こちらも最終的にはしっかりと咬めるように治療していきます。

 

3. 口元が変わってしまうことも

 口元が変わってしまうことも
矯正治療をすると歯並びや咬み合わせが変わるため、口元も変化してしまいます。

前歯が前方に出ている方の場合、歯並びを引っ込めることで鼻の下の長さが変わったり、犬歯が前に出っ張っているような、いわゆる八重歯を矯正した方の場合は歯並びを整えることで、口角の位置が変わることも考えられます。

このように、歯列矯正をすることでどのように口元の印象が変わるか、事前に歯科医師とイメージを共有しておくことが大切です。

 

4. 睡眠の質が下がるリスク

睡眠の質が下がるリスク
歯列矯正をしている間は、痛みがでて睡眠がしっかりとれない…といったことも考えられます。

矯正治療中は、常に矯正装置を装着していなければなりませんが、矯正治療期間にずっと痛みを感じるわけではありません。

矯正治療で痛みが出やすいタイミングは主に4つ

  • 矯正治療をはじめた最初の期間
  • 歯が動いている時期
  • 矯正装置を調整した直後
  • 矯正装置によって口腔内にトラブルが出た時

しかし、これらの痛みは矯正期間中ずっと続くわけではなはありませんので安心してください。

 

5. 口臭が気になる

口臭が気になる
矯正治療中は常に矯正器具を装着しているがために、器具に汚れが溜まりやすい状態です。

外食後に歯磨きができなかったり、歯のケアをしていてても歯ブラシが行き届かずに磨き残しができてしまい、そこに歯垢溜まることで口臭が発生します。

外出先で歯磨きが出来ない場合はマウスウォッシュを利用したり、夜寝る前には歯ブラシだけでなく、細かい部分まで磨けるワンタフトや歯間ブラシ、フロスなどを使って丁寧に歯のケアをすることで口臭を予防しましょう。

 

6. 元に戻ってしまうこともある

元に戻ってしまうこともある
先述の「1. 治療が長引くことがある」でも記載しましたが、歯並びが整った後も後戻りなくキレイな歯並びを維持するためには、一定期間、保定装置(リテーナー)を装着して保定をする必要があります。

一般的に保定期間は、歯を動かした期間と同期間とされています。保定期間中は、歯科医師の指示通り保定装置を使用しないと元の歯並びに戻ってしまう恐れがあります。

保定期間にきちんとケアをすれば、矯正後の後戻りが起きにくくなり、キレイな歯が保てます。

矯正の後戻りについては『歯列矯正の「後戻り」って何?原因や対処法も説明します』にて解説しています。

歯列矯正の「後戻り」って何?原因や対処法も説明します

 

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
これら「矯正治療をやらなきゃよかった!」というのは、ワイヤー矯正、マウスピース矯正に共通して起こりえることです。

矯正をする前にそれぞれの違いやメリット・デメリットなどの知識を理解しておくことで、トラブルへの心構えや対策などができますので、是非ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを知っておきましょう。

 

矯正装置の違い

歯列矯正といえばイメージするのは、歯に金属が取り付けられたワイヤー装置ではないでしょうか。

これに対して、マウスピース矯正は「半透明のマウスピースで矯正装置が目立ちにくい」ことです。

金属も使用しないため、見た目や金属アレルギーが気になって、矯正治療をあきらめていた方にはおすすめの治療方法と言えます。

治療中の痛み

ワイヤー矯正、マウスピース矯正ともに、歯を動かす時は痛みが生じます。

しかし、ワイヤー矯正はワイヤーや装置が外れたりすることもあり、口腔内の粘膜や舌を傷つけてしまうトラブルがあります。

一方でマウスピース矯正の場合は、装置の不具合によるトラブルは少ないですが、新しいマウスピースを交換した際、数日は装着時に圧迫感や違和感が生じる場合があるでしょう。

 

食事

ワイヤー矯正は粘着性の強い食べ物(ガムやキャラメル)や硬い食べ物は、装置にくっついたり外れやすくなるため、トラブルが出やすく要注意です。矯正装置に挟まりやすい繊維質の食べ物も注意が必要です。

マウスピース矯正は、食事の時に装置が取り外せるため、ワイヤー矯正のようなトラブルの心配がなく、これまでどおり食事を楽しむことが可能です。

 

歯磨き

ワイヤー矯正は取り外しが出来ないため、清掃がしにくく、汚れが溜まりやすいです。

マウスピース矯正は自分で取り外しが出来るため、歯磨きがしやすく、矯正装置のお手入れも手軽にでき、口腔内を清潔に保つことができます。

このように虫歯や歯周病のリスクはマウスピース矯正のほうが低いと言えるでしょう。

 

さいごに

セカンドオピニオン
矯正治療は長い年月と高い治療をかけて行なう治療のため、後悔しないよう、治療開始前の歯科医院選びは大切です。矯正治療は歯科医師によって治療方針や矯正方法がさまざまであり、保険外治療であるがゆえ、医院ごとに治療費に差があります。

このように歯科医院選びの際のセカンドオピニオンはとても大切です。

りょうき歯科クリニックは、従来からあるワイヤーを使った歯列矯正の知識と経験を兼ね備えた専門性の高い歯科医師と、マウスピース矯正であるインビザラインプラチナプロバイダーの認定を受けた歯科医師が在籍しています。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらも得意としていますので、より患者さんの悩みに適した治療法を提案することが可能です。

インビザラインプラチナプロバイダーとは何か?東大阪でマウスピース矯正をお探しの方へ

歯列矯正でお悩みの方は東大阪市のりょうき歯科クリニックにご相談ください。(矯正相談料:税込3,300円/30分)

また、月に1度、矯正無料説明会も実施しています。矯正無料説明会ではワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いや矯正治療などの一般的な矯正のお話しを60分程に凝縮してお話ししていますので、歯列矯正にご興味のある方はぜひ、お気軽にご参加ください。

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りょうき歯科クリニック

東大阪市のりょうき歯科クリニックです。当院は地域に密着した歯科医院でありながら、インプラント専門医や歯周病認定医、矯正医、口腔外科医による専門性の高い治療を備えた多機能型歯科クリニックです。また、高齢者や障がいをお持ちの方に歯科診療を受診していただくための訪問歯科診療を実施。小さなお子さんから介護が必要な方まで、患者さんのお口の健康を生涯支えるパートナーとなるべく、さまざまな情報をブログで発信しています!

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