【小児歯科】将来に響く?受け口のリスクについて歯科医が解説します

「私はやっぱり小顔イケメンに限る!」「いやいや、受け口のガッチリタイプがいいわよ。」
なんて、お母様方の声が聞こえてきそうです。
見た目の好みは人それぞれ。
でも、歯科医は受け口を治そうとします。
それはなぜでしょうか。
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奥歯で体重を支えている??

受け口の場合、前歯がかみ合っていません。
食べ物を噛むときや、くいしばる時には、歯に力がかかるのですが、受け口の方は前歯がかみ合いませんので、その力を全部奥歯で支えることになります。

そのくいしばる力の大きさは、その人の体重と同じぐらい、あるいはその数倍とも言われています。
つまり、体重50kgの人がくいしばると、50kg以上の力が奥歯にかかるのです。

毎日毎日、スポーツをしたり、力仕事をしたり、あるいは、歯をくいしばって我慢していたり…繰り返し大きな力が奥歯に加わることで、奥歯の寿命は短くなってしまいます。

最終的には、歯が割れてしまい、抜かなければならなくなることが多いようです。

もちろんこれは、受け口に限ったことではありません。
奥歯しか噛めないかみ合わせの場合、同じような現象が起こっています。

発音も難しくなります

みなさん試しに、受け口の状態を作ってみましょう。
鏡を見ながら、下あごを前に出してみてください。

そして、「コショウ、少々」と言ってみてください。
とても難しかったと思います。

受け口だと発音しにくい言葉が出てきます。
舌をうまく使って、きれいに発音することも可能ですが、歯並びを改善した方が、より話しやすいかと思います。

気付いた時に、早めの治療を

いかがでしたか。
受け口の機能的な問題点。

見た目は好みで良いのですが、歯の健康という観点から、やはり受け口は治しておくことをお勧めいたします。

お子様の受け口の治療に関しては、『【受け口】ムーシールドで3歳から矯正治療をストレスなく始めよう』にも詳しく書いておりますので、良ければご覧ください。

【受け口】ムーシールドで3歳から矯正治療をストレスなく始めよう

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