口腔ケアって何?③ ~口腔機能訓練について~

前々回、前回とで器質的口腔ケアでお口の中をきれいにして、機能的口腔ケアでむせる頻度が減らせれば、誤性肺炎を引き起こすリスクを下げることができると説明しました。

今回は、口から食べる機能を維持あるいは向上させる訓練をいくつか紹介します。

食事がうまくできなくなった方のための訓練

食事がうまくできなくなった方は舌の動きが悪い場合が多いです。
舌の筋肉を鍛えるためには、舌をできるかぎり前に出して左右、上下に動かす訓練を行います。

舌をあまり前に出せない方にはトレーナーが舌を軽く引っ張り舌の動く範囲を広げる訓練を行います。
または、『パ』『タ』『カ』『ラ』と声を出すことも舌の訓練になります。(パタカラ体操)

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くちびるがポカーンと開いている方のための訓練

くちびるがポカーンと開いてしまって唾液が垂れている方がたまにいます。

頬っぺたを膨らませない方はくちびるを閉じる力が弱くなっています。

そういう場合、ヒモをくくったボタンをくちびるでくわえてもらいます。

トレーナーがヒモを引っ張って、訓練を受ける人がボタンを口から出さないようにくちびるに力を入れることでくちびるのまわりの筋肉が鍛えられます。

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食事中ムセることが多い方のための訓練

食事中ムセることが多い方には、巻き笛を吹いたり、水を入れたペットボトルにストローでぶくぶくと息をを吐く訓練を行います。

肺の機能を高めることで食事中ムセて気管に入ったものを自分で出せるようにします。

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今回は3つ紹介しましたが、人や病気によって弱っているところが違うので、ケースバイケースで訓練メニューを考えます。

最後に、少し前に話題になった『あいうべ体操』(口呼吸を鼻呼吸に変えていく体操です。「あ〜」と大きく口を開き、「い〜」と口を大きく横に広げ、「う〜」と口を強く前に突き出し最後の「べ〜」を力強く押し出すことにより、舌筋を鍛える運動)は簡単に何の道具も使わずに口のまわりの筋肉を鍛えられるので本当にお薦めします。

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りょうき歯科クリニックは、訪問歯科診療18年の実績で一生涯おつきあいいただけるクリニックを目指しています。食べること、話すこと、笑うことすべてが口から始まり、その行為は高齢者にとって大きな生きがいとなります。 訪問歯科診療時には、治療に加えコミュニケーションにも重点をおき診療しています。まずはお気軽にお問い合わせください。


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