デンタルマネージャーってなに? |
聞き慣れない言葉でしょう。私たちのクリニックでは、歯科助手のことを「デンタルマネージャー(DM)」と呼びます。
デンタルマネージャーの仕事は、一般に言われる歯科助手の業務である以下の3つが主となりますが、その意味合いが全く違います。


初級者は患者様の保険証をお預かりしてカルテを作成したり電話応対をするなどが基本的な業務になります。しかし上級者になると、医院の司令塔の役割をこなしています。空港の管制官のようなイメージですね。
患者様が来院されてから、待合室内に何分待っておられるのかを把握し、診療室内のチームメンバーから各チェアの診療進行状況の情報を収集し、待合室で待っている患者様に「お待たせして申し訳ございません。あと、何分で診療室に入っていただけますので、もうしばらくお待ちいただけますか?」と、患者様の様子をうかがいながらお声がけをします。
一方、診療室内に対しては、チームメンバーに「○時のご予約の○○様が○○分もお待ちですので、なるべく早く診療室内に入れるようにお願いします」と、さりげなくメモで伝達したりします。
患者様の当日キャンセルに対しても、急患をうまくその枠に誘導して稼働率を上げたり、また患者様の家族構成を熟知していて、受付窓口で「○○さん、最近おばあちゃんの○○さんの顔を見ないけれど、入れ歯の調子がはいかがですか?」など、顧客(患者)データをしっかり収集していて、心のこもったおもてなしの会話をしたりします。
このように、待合室の状況や診療室内の状況を的確に把握し、適切な対応が出来て、「患者様のことなら、受付である私にお任せ下さい」と言えるような歯科助手が、理想的な受付事務のできるデンタルマネージャーであると言えます。
初級者はバキュームを入れ排唾をし、印象材やセメントを練ったり石膏材をセメントに盛ったり、全て術者の指示の下で行ないます。が、上級者になると、次に何をしなければならないかを先読みし、術者に指示を言わせなくなります。またその日の治療内容を事前に把握していて、準備物も完璧に揃えておきます。
そして患者様に対しては、「お声がけ」ができます。治療中には「○○さん大丈夫ですか、お痛みがあれば左手を挙げて下さい」といった事や、診療チェアでお待ちいただいている患者様に、お子様や高齢者、主婦の方などその年齢などに合わせてちょっとしたお声がけも出来ます。
このようなスキルを身に付けた歯科助手は、理想的な診療アシスタント業務のできるデンタルマネージャーで、私たちのクリニックでは特に「スーパーアシスタント」と呼んでいます。
初級者は、レセプトの発送をはじめ、患者様への定期検診や治療が中断になった事をお知らせするハガキやパンフレットの作成、メールのやり取りなどです。上級者も業務内容は同じなのですが、その質が違います。まず字がきれいなこと、文章作成能力があること、そしてスピードが早い事が挙げられます。
レセプトでは、レセプト用紙に記入されている事を把握し、矛盾がないかをチェックできる能力を持っています。また私たちのクリニックでは、患者様の満足度を測る指標として定期検診率、紹介率、中断率、キャンセル率、自費(保険外)と保険診療の比率を担当医師・歯科衛生士別と医院全体とでデータ化していますが、それらのデータや数字をより見やすくできる能力もあります。
これらの事を行なえる歯科助手が、理想的な医療事務のできるデンタルマネージャーになります。
以上、理想的なデンタルマネージャー像を述べて来ましたが、こういった人は当然、院内での評価も高く、歯科助手であっても給与や賞与も他のライセンス保有者と同等またはそれ以上になっています。歯科助手だから給与も低い、歯科助手だから脇役・・・・・といった事は、私たちのクリニックには存在しません。
あなたの頑張りによって、正当な報酬を伴った、活躍できる舞台が待っているのです。

| 院内における地位 |
|
|---|---|
| 仕事の内容 |
|
| 求められる能力 |
|
| 期待される役割 |
|

| 院内における地位 |
|
|---|---|
| 仕事の内容 |
|
| 求められる能力 |
|
| 期待される役割 |
|

