何とか自力で歯並びを治したい!!Part3 ~口呼吸②~

Part2で口呼吸が歯並びに与える影響を少しご紹介しました。
本編では、ご家庭でできる口呼吸対策をご説明します。
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まずは、口が開いていることを楽しく認識!折り紙競争

ご家庭で、「口を閉じなさい!」と言っても、なかなか自分で認識するのは難しいものです。
また、ことあるごとに口を閉じなさいと言われるのも、お子さんにとって結構なストレスになります。

ストレスなく口が開いていることを認識してもらうために、折り紙を使ったゲームはいかがでしょうか。

ルールは簡単です。
小さ目(板ガムぐらいの大きさで良いと思います)に切った折り紙を、上下の唇ではさむだけ。
そのままテレビを見てください。
何かの拍子に口から折り紙が落ちてしまったら負けです。

できれば、ご家族の方も一緒に折り紙をくわえて、誰が一番長く折り紙をくわえていられるか、勝負してみてください。
口が開いていることを認識できますし、口を閉じるために必要な筋肉を鍛えることもできます。

また、これはおまけの効果ですが、ちょっと静かな時間がほしい!という時にも、有効かもしれませんね。

もう少し負荷をあげるには、コットンを使いましょう

折り紙に慣れてきて、口を閉じる習慣がついたら、今度はもう少し積極的なトレーニングをしてみましょう。

化粧などで使うコットンを手巻き寿司のように細長く丸めて、上の歯と唇の間の隙間に入れてください。
その状態で、お口を閉じるようにして、テレビを見てください。

折り紙の時よりもつっぱって、より唇の筋肉を意識することができます。

鼻炎のある方は無理をしないでください

いかがでしたでしょうか。

意外と簡単なことですが、普段口を開けているお子さんにとっては、これだけでもよいトレーニングになります。
一度試してみてはいかがでしょうか。

ただし注意点が1つ。

鼻炎のあるお子さん(鼻呼吸が難しい方)は、無理をなさらないでください。
また、繰り返しになりますが、当院では積極的な民間療法を推奨しているわけではございません。

Part1も併せてお読みいただき、考え方をご理解いただければ幸いです。

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