歯医者の根管治療とは?質の高い治療で神経を清潔に抜いていく方法

神経を抜く治療を、根管治療と言います。
質の高い根管治療を受けないと、後々歯の中で細菌が増殖し、歯の根の先に膿が溜まって痛みが出てしまうことを、前回のコラム『【日本人の多くが経験】神経を抜いたはずの歯が痛むたった1つの理由』でお話ししました。

【日本人の多くが経験】神経を抜いたはずの歯が痛むたった1つの理由

今回からは、「質の高い根管治療」とはどのようなものであるかお話ししていきます。

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根管治療の目的

根管治療は、歯の中に入ってしまった細菌を取り除き、「歯の根の先で膿ができない(炎症が起こらない)ようにすること」が目的です。

その為には、

1.治療中に歯の中に細菌を入れない

2.歯の中に入った細菌を取り除く

3.細菌を歯の中から取り除いた後、細菌が二度と入らないようにする

ことが必要となります。

今回は「1.治療中に歯の中に細菌を入れない」ことについてふれていきます。

歯の中に細菌を入れないために

■ラバーダムの使用
口の中は細菌がたくさんいます。

根管治療中に口の中の細菌が歯の中に入らないようにしないと、かえって歯の中に細菌を入れてしまう結果となります。

歯の中に細菌が入らないように、隔離する装置をラバーダムと言います。
根管治療中はラバーダムをかけ、歯の周りを消毒して歯の中に細菌が入らないようにしてあげることが必須です。

ラバーダム

ラバーダムを装着しての治療の様子

 

 

海外ではラバーダムをかけることは当たり前の事なのですが、日本では全医院の5.4%のみしか使用していないという統計があります(※1)。

質の高い根管治療を受けようと思えば、まずはラバーダムを使用している歯科医院を選ぶことが重要です。

■滅菌された器具を使用する

ラバーダムをかけて治療してもらったとしても、根管治療の器具に細菌が付いていれば、歯の中に細菌を感染させてしまうことになります。

滅菌された器具

できる限り新品の器具を使用することや、滅菌衛生管理をきちんと行うことが、質の高い根管治療のためには欠かせません。

次のステップ

これらのことをすることで、まずは歯の中に細菌を入れてしまうことがないようにしていきます。

歯の中に細菌が入らない状態が出来上がったら、歯の中に入っている細菌を取り除いていくステップに入っていきます。

次回は「2.歯の中に入った細菌を取り除く」についてふれていきます。

※1根管治療におけるラバーダムの使用状況 日歯内療誌 2003より

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